チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズは7月26日、複数のセキュリティ・ゲートウェイを単一のアプライアンスまたはオープン・サーバに統合し、プライベート・クラウド環境におけるセキュリティの簡素化、コストの削減、パフォーマンスの向上を実現する新たな仮想化製品「Check Point Virtual Systems」を発表した。
同製品では、任意のゲートウェイまたはオープン・サーバ上にセキュアなプライベート・クラウド環境を構築し、最大250のバーチャル・システム(仮想のセキュリティ・ゲートウェイ)を単一のゲートウェイに統合してセキュリティ環境を簡素化する。
このとき各仮想システムでは、特定のビジネス要件に合わせてSoftware(Firewall、VPN、Intrusion Prevention(IPS)、Application Control、URL Filtering、Anti-Bot、Antivirus、Identity Awarenessなど)を組み合わせ、セキュリティ・ポリシーをカスタマイズすることが可能となる。
また、Webセキュリティや脅威対策、ファイアウォール、リモート・アクセスなどの機能ごとに専用のバーチャル・システムを用意すれば、IT管理業務の職務分掌も従来の物理環境と同じように実現できる。拡張性にも優れており、チェック・ポイントの特許技術であるVSLS(バーチャル・システム・ロード・シェアリング)を利用して、最大8台のゲートウェイのクラスタ化が可能。
Check Point Virtual Systemsの価格は43万5,000円から(バーチャル・システムが3台の場合)。Software Bladeのライセンス購入の場合は、任意の数のバーチャル・システムで一つのSoftware Bladeを同時に利用可能。またCheck Point 4800以上のアプライアンスでは、各アプライアンスにバーチャル・アプライアンスが1つ付属する。