山梨県とNTT東日本は7月25日、外国人観光客を中心とした日本短期滞在者向けのWi-Fi環境整備を協働で進めていくことで合意したと発表した。これに伴い、7月30日から山梨県内の観光案内所などで「光ステーション」接続用のID/パスワードを記載したカードが配布される。

「光ステーション」接続用「ID/PASSカード」

山梨県は訪日外国人観光客の誘客と受入環境の整備の一環として、1月に「やまなしFree Wi-Fiプロジェクト」を発足させ、県内1,000ヵ所を目標にWi-Fi環境整備を進めており、NTT東日本はその協働企業として参画している。今回、NTT東日本が提供する「光ステーション」の日本短期滞在者向けWi-Fi接続機能を活用して、さらにWi-Fi環境整備を促進していく。

東日本エリアの観光案内所など(現時点では、山梨県でのみ配布)で配布する「ID/PASSカード」に記載されているIDとパスワードを利用することで、「光ステーション」エリアでWi-Fi経由でインターネット接続が2週間利用可能になる。インターネット接続は、「ID/PASSカード」の配布を受けた県以外の東日本エリア内「光ステーション」エリアでも利用することができる。

外国人観光客向け山梨県独自のコンテンツ配信第1弾として、富士山周辺の文化遺産を英語・中国語で紹介する観光ガイドが「光ステーション」で配信される。これらの取り組みは、7月30日から開始される。