テルモは、現在、オリンパスに対して、500億円の資本提携と将来の共同持ち株会社の設立に向けた統合協議委員会(仮)の立ち上げを提案していると発表した。同社では、この統合が実現すれば、グローバル医療の潮流である低侵襲治療において、世界で伍していけるリーディングカンパニーになれるとしている。
そして同社は、日本の医療機器市場は輸入超過が続いており、貿易赤字は拡大の一途をたどっており、その原因は特に治療機器の大半が輸入品で占められていることにあり、このような状況の中、両社の技術融合により日本発のイノベーションを起こすことで、日本の産業活性化にも貢献できるとしている。
これに対してオリンパスでは、「現在慎重に検討を進めている段階で、具体的な決定事項はない」とコメントしている。