Apache Flex is an application framework for easily building Flash-based applications for mobile devices, the browser and desktop. |
Adobe Flexチームは24日(米国時間)、Apache Flexプロジェクトが公開する「Apache Flex 4.8.0」の発表を行った。Apache FlexはもともとAdobeで開発されていたFlashベースのRIA(Rich Internet Applications)フレームワーク。Apache Flex 4.8はApache Foundationに寄贈後、初めてのリリースとなる。
FlexはAdobeがブラウザにおいて、Flashを活用してRIAを実現することを目的に開発されたプロダクト。しかし、HTML5技術の登場によって、Flexの担うべき役割が変化してきていた。そこでAdobeは昨年11月中旬にエンタープライズやモバイル開発にリソースを割くために、Flexをオープンソース組織に寄贈することを発表。また、11月下旬にはオープンソース化したAdobe Flex 4.6をリリースしており、12月末にはApache FoundationのインキュベータとしてApache Flexが誕生した。
今回公開されたApache Flex 4.8はApache Flexプロジェクト初のFlex。バージョンは4.8となっているが実際にはAdobe Flex 4.6と同等で、4.6にあったバグ修正とライセンスの変更による書き換えが主に行われたリリースとなっている。Apache Flex 4.8はソースコード版とバイナリ版が提供されており、バイナリ版はWindowsとMacに対応している。
その他にもApache 4.8は、BlazeDSおよび埋め込みフォントなど一部のコンポーネントがライセンスの関係上含まれていない。これらのコンポーネントは別途Adobe Flex 4.6から取得する必要があるが、antコマンドを使えば一括でダウンロードできるようになっている。
cd <flex.dir>/frameworks ant thirdparty-downloads