ジャストシステムは7月25日、ファイルサーバやデータベースに保管されているデータの検索システム「ConceptBase Enterprise Search」の新バージョン「ConceptBase Enterprise Search 3.0」を、9月28日より発売すると発表した。
新バージョンでは、1億文書のファイルサーバ検索に対応し、膨大なデータへのアプローチを拡充。データベースやLotus Notes/Dominoに保管されているデータへの最適なナビゲーションを提供する「フィールドナビ」と、文書の閲覧性が向上する「CBES文書ビューアー」で、業務スタイルを一新する検索の新たな利用方法を提案する。
「フィールドナビ」は、たとえば、商品マスターのデータベースを検索対象に設定した場合には、商品のカテゴリや、色、サイズといったスペックでデータを分類して表示し、効率的な絞り込みを行うことができるほか、更新データの通知や、商品にひも付いた画像の表示、外部システムとの連携も可能。タブレット端末から利用すれば、接客をしながら、その場で商品の仕様確認や在庫照会をするといった使い方もできる。
専用アプリケーションをインストールする必要なく、さまざまな形式の文書内容を検索結果から参照できる「CBES文書ビューアー」は、Office文書やCADデータのサムネイル一覧から「CBES文書ビューア」を起動して文書の内容が確認できる。また、文書中の検索にヒットした言葉がハイライト表示されるため、大量ページの中からも簡単に目的の箇所をピックアップすることが可能。
新たに、検索しながら、必要な文書やフォルダへのショートカットを簡単に登録できる「CB デスクトップ」も搭載され、何度も検索したり、ローカル環境にショートカットを置いたりする手間が省け、登録した文書のみ一覧することで、情報の再活用が効率良く行うことができるという。
そのほか、複数のファイルサーバにまたがる数千の共有フォルダを検索対象として一括登録する機能が搭載され、頻繁に行われる共有フォルダの追加や削除にも自動的に追随する。
価格は、登録可能な文書数制限なしの「ConceptBase Enterprise Search 3.0」が1サーバ800万円(税別)、登録可能な文書数300万文書の「ConceptBase Enterprise Search Workgroup Edition 3.0」が1サーバ500万円(税別)、登録可能な文書数75万文書の「ConceptBase Enterprise Search Basic Edition 3.0」が1サーバ200万円(税別)で、「CBESサムネイル 2.0」が10万円(税別)、「CBES文書ビューアー」が30万円(税別)となっている。