東京エレクトロン デバイス(TED)は7月23日、「Kinect for Windows」の組み込み機器化の可能性を探る取り組みとして、「Kinect for Windows コンテスト 2012」を開催すると発表した。
「Kinect for Windowsコンテスト 2012」は、「Kinect for Windows」を利用するアイデアを募集し、商用化の可能性を探り、専用機器化の提案を目的としている。Microsoftの家庭用ゲーム機「Xbox 360」専用のデバイスだったモーションセンサ「Kinect」が、Windows搭載デバイスで利用できる「Kinect for Windows」として登場し、商用利用の可能性が広がった。「Kinect for Windows」を用いれば、人体の3次元位置情報や音声認識といった機能を利用したアプリケーション開発を容易に行うことができる。
TEDは、「Kinect for Windows」の組み込み機器化の可能性を探り、産業機器、医療機器などの分野での新しい需要創出や、新たな市場の広がりを期待している。
「Kinect for Windows コンテスト 2012」の作品募集期間は8月24日(金)までで、一次審査で「Kinect for Windows」を使ったアイデアを書類選考し、一次審査通過者は2012年9月14日(金)のコンテスト当日に作品のプレゼンテーションおよびデモンストレーションを行う。最終審査では。実用性、革新性(独創性)、将来性を採点基準として、デモが完成している作品には、操作性、完成度を加算し、グランプリを決定する。グランプリに選ばれた作品は、製品化に向けた試作を行う予定という。グランプリの賞金は100万円。