京都精華大学は、2013年4月より開設する「ポピュラーカルチャー学部」にて実技・理論の科目を担当する非常勤講師を発表した。
「ポピュラーカルチャー学部」は、次世代の文化を創造するクリエイター育成を目指す目的で創設されるもので、音楽とファッションの2コースが設定されている。科目にはファッション・音楽の技術を身につける「実技科目」と、制作を支える「講義科目」があり、現代文化の最先端で活躍する研究者やクリエイター・アーティストである専任教員、非常勤講師が授業を行う。
実技科目を担当する講師陣と講義の内容は以下の通り。作家からCMディレクターまで多彩な顔を持つ大宮エリーは、2コースの学生が合同で学び、イベントやコンテンツ制作を通して社会へ発信する表現融合科目のひとつ「企画演習6」を受け持つ。LADY GAGAの専属シューメイカーとして活躍するシューズデザイナーの舘鼻則孝も、大宮と同様の科目のうち「企画演習4」を担当。そして、ドラマ「野ブタ。をプロデュース」などを手がけた男女ユニットの脚本家・木皿泉は「文章表現2」という講義を行うとのこと。
また、講義科目を受け持つ講師陣と講義名も公開。「ダ・ヴィンチ」、「週刊東洋経済」などに連載を持つ批評家の宇野常寛による「サブカルチャー論」、京都市にて芸術家サポートプログラム「HAPS」を主導しているキュレーターの遠藤水城が行う「アートプロデュース論」、そして京都を拠点とする劇団「地点」代表の演出家・三浦基が受け持つ「舞台表現論」といった内容が予定されている。