米Amazon Web Services(以下、AWS)は7月20日、高速ストレージに低レイテンシでアクセスが求められるアプリケーション向けに新しいEC2(Amazon Elastic Compute Cloud)インスタンス、ハイI/Oインスタンスを発表した。
ハイI/Oインスタンスの開始で、ユーザーはSSDベースのインスタンスの利点を活用し、最も要求の厳しいアプリケーションをAWS上で稼働できる。
具体的には、秒間12万回を超える読み込みIOPS(input and output operations)および8万回以上の書き込みIOPSが可能。これにより、何万ものIOPSを配信可能なストレージシステムへ低レイテンシでのアクセスが求められるトランザクション処理、時系列分析、モバイルおよびストリーミングのアプリケーションなどに最適化されている。
これにより、高速トランザクションのエンタープライズアプリケーションをサポートするデータベースを稼働したり、非常に人気あるソーシャル、モバイルまたはゲーミングアプリケーションをエンドユーザ向けに提供している場合等の用途で実行可能となる。
さらに、ユーザーは要求の厳しいデータドリブンのアプリケーションをAmazon EC2上で、前払いで高額な投資をすることなく稼働させることができる。
既に、映画およびテレビ番組のストリーミングの大手のプロバイダーであるNetflix、オープンソースのNoSQLデータベース向けの商業サービスの開発および提供するMongoDB10genが、歓迎のコメントを発表している。