日立製作所とSAPジャパンは、SAPのインメモリソフトウェア「SAP HANA」と日立のITプラットフォーム製品を活用したソリューションにおける協業体制を強化し、「SAP HANA」関連システムのコンサルティングや事前検証環境などを提供する「日立SAP HANAラボラトリー東京」を7月17日付けで開設したと発表した。
同施設では、「SAP HANA」と日立のITプラットフォーム製品を組み合わせたシステム検証、ソリューション開発を推進するとともに、顧客向けのシステム検証およびデモンストレーション環境も整備し、「SAP HANA」と日立のプラットフォーム製品、さらにシステムインテグレーションを組み合わせたソリューションをワンストップで迅速に提供する。
同施設開設に先立ち、両社は「SAP HANA」とHadoop、日立製サーバを組み合わせた大量データ分析システムの動作検証を共同で実施した。例えば、構造化データの分析などに適している「SAP HANA」と非構造化データの分析に適したHadoopを組み合わせることでデータ分析精度の向上や分析範囲の拡大などが期待されるとして、今後、実データを用いて詳細なテスト検証を行い、顧客のニーズに沿った高品質なソリューションを実現していく。