六本木の東京ミッドタウンに店舗を構えるセレクトショップ「RESTIR(リステア)」が7月24日までの期間限定で東京・有楽町「阪急MEN'S TOKYO」にポップアップショップ「RESTIRデジタルバー」をオープンしている。
今回は「RESTIRデジタルバー」のラインナップからスタッフのオススメや、ギフトにも喜ばれるガジェットなど注目製品を紹介したい。
「RESTIR」は1987年の創業以来、「究極のセレクトショップを作る」という理念を掲げ、ファッション、カルチャーのシーンをリードしてきたハイエンドのセレクトショップ。2011年からはwebショップ上でデジタル・グッズの取り扱いを開始し、デジタル製品への関心が高い男性や、感度の高いファッションピープルをターゲットとした独自の商品展開を行っている。
今回のポップアップショップは、通常webショップのみでの販売となっているデジタルグッズに実際に触れてみる事のできる貴重なチャンスだ。
MAGIC CUBE
まず売り場で目にとまったのが、2012年日本に初上陸し、デジタルガジェット好きの間で話題をさらったポータブル・レーザー・キーボード「MAGIC CUBE(マジックキューブ)」。
机にレーザーで投影されるキーに触れるとBluetoothで接続されたPCやタブレットへ文字が入力できるという近未来ガジェット。1分間に約350文字を認識し、処理スピードは通常のキーボードと遜色ないという。慣れないうちはミスタイプもあるがコツを掴めば、かなり日常的に使えそうだ。気になっていた人は是非この機会に売り場で操作性をチェックしてみて欲しい。
Yike Bike
続いてスタッフ一押しのアイテムがこちら。
今回の目玉商品「Yike Bike」(28万1,400円)。最新のアルミモデルは国内RESTIRのみで展開中(左)、折り畳んだ状態(中央)、Yike Bikeにまたがる同ショップ店長の山田さん。このようにハンドルを背中側にして乗る(右) |
ギネスブックにも「世界一コンパクトな電動バイク」として認定されているニュージーランド発の折り畳み式電動バイク「Yike Bike(ヤイクバイク)」。折り畳むと約60センチ四方まで小さくなり、専用の肩掛けバッグで持ち運びが可能。近未来感溢れるデザインだけでなく、安定した走りと、意外にお手頃なプライスも一押しの理由。 法律上、日本では公道での走行ができないが、私有地や倉庫内での移動にいかがだろうか?
HD3 SLYDE
高額商品としてひときわ異彩を放っていたのがスイス製のラグジュアリーウォッチ「HD3 SLYDE(スライド)」。一見、機械式時計の歯車が動いているように見える文字盤は、実はすべてデジタルスクリーン。値段は79万8,000円と、一見尻込みしてしまう価格だが、クロノグラフ、ムーンフェイズ、カウントダウンタイマーなど機械式時計で全て再現しようとすれば1,000万円相当という複雑な機能が集約されているそうだ。
MUTE WATCH
さすがに「HD3 SLYDE」には手が出ない……という方にはこちら。「隣で寝ている恋人を時計のアラームで起こしたくない」という発想から生まれた腕時計「MUTEWATCH」。アラームの時刻になるとバイブレーションで静かに起こしてくれる。睡眠中だけでなくランニングやプレゼン中のタイマーとしても使えそうだ。
i Projector/TDK Portable Speaker
次に、iPhone関連の商品の中から、特に実用性も兼ね備えた商品ふたつをご紹介したい。まずはiPhoneとドッキングするだけでミニシアターを作れてしまうプロジェクター「i Projector(アイ・プロジェクター)」。わずか97gの軽量ボディで、iPhoneに取り付けても厚みが気にならないほどの薄さだ。もうひとつは、デザイン性もすぐれた折りたたみ式ポータブルスピーカー「TDK Portable Speaker」。海や山など、この夏のレジャーに是非持っていきたいデジタルアイテムだ。
iPhone/iPad関連アイテム
「RESTIRデジタルバー」にはガジェット好き男子だけでなく、女の子受けも良さそうなファッショナブルなデジタル小物も揃っており、カップルで訪れても楽しめる。中でもiPhoneケース、iPadケースのコーナーはRESTIRらしいスタイリッシュで遊び心のあるセレクトが際立つ。
「PAUKER(パーカー)」のiPhone/iPadケース。「カールってだれ?」と有名ファッションデザイナーをジョークにしたメッセージ。(iPhoneケース 各4,500円、iPadケース 各5,800円)/iPhoneがトイカメラに変身する「HOLGA」のカメラフィルター(各3,000円) |
ビビッドな色展開で目を引いたのは、スマートフォンやPCのイヤホンジャックに差し込んで使う受話器型ハンドセット「POP PHONE(ポップフォーン)」。ソリッドカラー9色とカモフラージュ柄の系10色を展開。世界中のファッショニスタの間で流行中とか。受話器部分にも通話ボタンが付いているので「iPhoneに繋いでおけば鞄から受話器だけ取り出して通話することもできます」とのこと。
Video Memo PLAY
吹き出し型のデザインが可愛い、ビデオメモ「Video Memo PLAY」。30万画素の液晶スクリーンを搭載し、動画が180秒録画可能だ。メッセージを吹き込んで誕生日プレゼントにそっと添えると粋ではないだろうか。
上記で取り上げた商品のほかにも、スタイリッシュでユニークな商品が並ぶ「RESTIR デジタルバー」。RESTIRの確固たる審美眼で選び抜かれた商品ラインナップで、デジタル家電の魅力をファッションの一部として体験できる空間になっている。7月24日までの期間限定ショップなので是非期間中に足を運んでみて欲しい。なお、東京のショップまで行くのが厳しい場合は、同社のWebサイトからも同じものを購入することができるので、参考にしてほしい。
文:野出木彩