NECは、同社の「UNIVERGE(ユニバージュ) 遠隔相談ソリューション」をベースとする多言語対応テレビ電話案内サービスを成田国際空港に対し提供したと発表した。

旅客ターミナルビルの各案内カウンターに設置され、システム稼働後3カ月を経た現時点で、テレビ電話案内サービスの利用件数は月間約1,500件だという。

多言語対応テレビ電話案内サービス

テレビ電話案内サービスは、日本語・英語・中国語・韓国語の4カ国語に対応しており、成田国際空港のターミナルビル内全案内カウンター(19カ所)に設置されている。ディスプレイ上のタッチパネルを簡単に操作するだけで、対象言語を話せる案内スタッフとディスプレイ上で互いの顔を見ながら会話ができ、テレビ電話(映像・音声)だけでなく、画像 (フロアマップや航空券)の共有も可能だ。

システム利用イメージ

タッチパネル上のボタンを押すと、19カ所の案内カウンターの中から、該当言語が話せ、手の空いている(通話中・離席中といった状態をシステムで把握)スタッフに自動的に接続される。そのため、カウンターのスタッフが相互に補完しあいながらの顧客対応が可能となり、スタッフの稼働率が向上したという。