NECは、ビッグデータの活用目的や分析方法を明確化するコンサルティングサービス「ビッグデータディスカバリープログラム」を7月17日から提供開始すると発表した。
同サービスは、次の3つのフェーズで進められる。フェーズ0「ビジョニング」では、ビッグデータの活用事例や技術動向を参考にしながら、顧客の事業におけるビッグデータ活用の狙い・目的を明確化し、データを活用する対象業務や課題と、顧客の業務部門やIT部門の方の検討体制を確定する。
フェーズ1「データ活用仮説立案」では、顧客の事業方針・重要評価指標を整理し、保有するデータや外部データを組み合わせたデータ分析・活用の仮説シナリオを立案する。
フェーズ2「データ分析検証」では、顧客が保有する実データを使って、仮説に基づくデータ分析を実施し、データの有意性や分析ツール・手法の有効性を検証する。分析にあたっては、ビッグデータに混在する規則性を自動発見する「異種混合学習技術」や、二つの文が同じ意味を含むかどうかを判定する「テキスト含意認識技術」、システムのサイレント障害を自動検知する「インバリアンツ(不変性)解析技術」など、NECのデータ分析技術を活用する。
同サービスの提供価格と実施期間は、「フェーズ0」が無償/2週間程度、「フェーズ1」が100万円から/2週間から、「フェーズ2」が300万円から/1ヵ月から(いずれも税別)。