ワイズテクノロジーは7月17日、シンクライアント専用の「Dell Wyse ThinOS」をベースとした最新ハードウェアアーキテクチャ「Dell Wyse T10シンクライアント」の国内発売を発表した。
同製品は、Citrix ReceiverおよびMicrosoft Remote Desktop Protocol(RDP)7.1を搭載する業界初のプラットフォームで、Marvell製ARMプロセッサベースのSoC(System-on-Chip)の内蔵ハードウェアアクセラレーション機能を活用し、HDビデオ、デュアルモニタ接続、L型デスクトップサポートなどのハイエンド機能を実現している。
MarvellのARMADA 510 SoC向けに最適化された次世代ハードウェアとソフトウェアを組み合わせることにより、Citrix XenDesktop 5.5用Citrix HDX Ready、VMware ViewまたはMicrosoft Remote Desktop Services(RDS)用VMware Ready、あるいはQuest vWorkspace ReadyであるDell Wyse T10を提供することができる。
Dell Wyse T10の特徴は次のとおり。
・2Dグラフィックス、H.264、WMV9ハードウェアアクセラレーション
・デュアルモニタおよびL型(回転)モニタのサポート
・ギガビットイーサネット
・802.11 b/g Wi-Fi
・4×USBポート、DVI-Iビデオインタフェース
・ENERGY STAR 5.2適合
・RTPオーディオおよびクライアント側ウェブカメラビデオ圧縮に対応したMultiStream ICAなどのCitrix HDXテクノロジーを搭載したXenDesktop 5.5およびXenApp 6.5のHDX機能に対応
・Microsoft RDP 7.1機能対応
・Quest vWorkspaceブローカーをサポート