神戸大学 塚本研究室とセイコーエプソン(以下、エプソン)、ナノコネクトの3者は、エプソンのシースルーモバイルビューアー「MOVERIO(モベリオ)」と、ナノコネクトのクラウド学習システム「CEDP(クラウド・エデュケーション・プラットフォーム)」を組み合わせた未来型教育・学習用途開発に向けた共同実証実験を、神戸大学内において7月21日に実施すると発表した。
実証実験イメージ |
エプソンのMOVERIOはシースルータイプのHMD(ヘッドマウントディスプレイ)であるため、移動中や公共の場所など、いつでもどこでも大画面で、映像や音楽、ウェブコンテンツを楽しむことができる商品。映像などを見ながら周囲の状況を確認することができる特長を生かしたAndroidプラットフォーム採用端末として、さまざまな用途展開が期待されている。
一方、ナノコネクトのCEDPは、スマートフォンやタブレット型PCなどを用いて、いつでもどこでもさまざまな機能を利用して、効果的・効率的に学習することができる、グループウェア機能付き教育コンテンツ制作配信管理プラットフォーム。
この2つの製品を組み合わせることで、これまでにない効果的・効率的な未来型の教育、学習スタイルの実現の可能性を検証、開発するべく、神戸大学 塚本昌彦教授監修のもと、神戸大学内において下記の実証実験を共同で行う。
実証実験では、「神戸大学構内でのスキマ時間学習の実施」、「室内での実習形式による技術継承学習の実施」、「萌え紙(ペーパークラフト)の制作過程の実技動画を見ながら実際に制作作業」を行う。対象者を神戸大学の学生10名(学内募集)となっており、各学習終了後にアンケートなどで効果を確認する。
今回の実証実験を踏まえ、エプソンおよびナノコネクトは、未来型の教育、学習スタイルの実現に向けた製品、システム、アプリケーション開発を進めるとともに、さまざまな分野への応用開発を進めていくという。