OpenNebula Projectは9日(現地時間)、OpenNebulaの最新版「OpenNebula 3.6」(開発コード:Lagoon)を公開した。OpenNebulaは、クラウド基盤やエンタープライズ向けのデーターセンタの構築および管理が行えるオープンソースソリューションの開発を目的としたプロジェクト。2005年に発足しており、成果物としてOpenNebulaを定期的にリリースしている。
OpenNebula 3.6では、動作中の仮想マシンにボリュームやイメージをアタッチできるホットプラグ機構の導入、「Quota」および「Accounting」ツールを書き直してOpenNebulaコアへの内包などが実施されている。その他にも、仮想マシンの再スケジューリング、ディスクイメージのクローン作成、仮想マシンのリセット、クラスタ単位のシステムデータストアの定義、認証のパフォーマンスの向上など様々な新機能や改良が行われている。
OpenNebulaはApache License 2.0のもとオープンソースで公開されており、OpenNebula 3.6のソースコードはプロジェクトサイトよりダウンロード(フォームデータの記入は自由)できる。ダウンロードページではソースコードの他、Debian 6.02、Ubuntu 12.04、OpenSUSE 12.1、CentOS 6.2向けのパッケージも配布されている。