セールスフォース・ドットコムは7月10日、佐賀県庁が本庁と海外拠点間で県のプロモーション活動情報を管理・共有するシステムを、同社のソーシャルエンタープライズプラットフォーム「Force.com」上で構築し、稼働を開始したと発表した。

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佐賀県は、国際戦略「世界とつながる佐賀県行動計画」を2011年6月に策定し、まずは東アジアをターゲットとして経済的・人的交流を促進する取り組みを強化し、2011年10月には、中国の瀋陽と香港に現地事務所を設置し、県産品の海外販路開拓・拡大や、県内企業の海外事業展開の支援、外国人観光客の誘致などを進めてきた。

こうしたプロモーション活動を効率的かつ機動的に進める基盤としてアジャイルなITの活用が求められており、迅速かつ低コストで導入可能なシステムとして実績があるForce.comが選ばれた。

同システムの開発は、地元企業が6週間かけて行った。同システムと連係したSalesforce Chatterにより、本庁職員と海外拠点の職員の間でリアルタイムなコラボレーションが可能になり、iPadなどのモバイル端末を活用すれば、システム上に集約された顧客・製品情報にいつでも、どこからでも容易にアクセスできる。