日立製作所は、高性能なカラーコンタクトイメージセンサーや高速なデータ転送を実現するUSB 3.0インタフェースの採用などにより、帳票の読み取り速度を向上した小型のOCRスキャナ「HT-4161シリーズ」を製品化し、7月12日から販売を開始すると発表した。
また同時に、小型のドキュメントスキャナ「HT-4161-68シリーズ」をラインアップに追加し、発売を開始する。
「HT-4161シリーズ」は、従来機「HT-4134シリーズ」と比べ、約2.1倍となる約85枚/分の帳票読み取り速度を実現し、帳票類や紙文書などの迅速な電子化を可能とする。「HT-4161-68シリーズ」は、約170面/分の帳票読み取り速度を実現し、カラー画像を含む紙文書などの迅速な電子化が可能。
両シリーズともに、小型モデルとして新たに2スタッカモデルが用意され、小型モデルでも種類の異なる帳票やエラー帳票を振り分けて排出することができる。
また、処理の済んだ帳票に番号や処理日付を印字するナンバリング機能や帳票の重複を検出し複数帳票の同時送りによる入力漏れを防ぐ2枚送り検出機構を強化し、帳票入力に伴う作業負担を軽減する。
スキャナの不使用時にはスタッカとホッパを折りたたむことで、A3用紙1枚程度の設置スペースとなる省スペースな設計となっている。
「HT-4161シリーズ」は、片面読取機/1スタッカの「HT-4161-28」、片面読取機/2スタッカの「HT-4161-28W」、両面読取機/1スタッカの「HT-4161-48」、両面読取機/2スタッカの「HT-4161-48W」の4種、「HT-4161-68シリーズ」は、両面読取機/1スタッカの「HT-4161-68」、両面読取機/2スタッカの「HT-4161-68W」の2種が発売され、価格は、「HT-4161-28」が137万5,500円から、「HT-4161-68」が102万9,000円からで、出荷開始時期はいずれも7月31日。