日産自動車は7月9日、ゼロエミッションモビリティの推進に向けたパートナーシップを組む北九州市と協働で、「LEAF to Home」を活用した節電対策「日産リーフで節電アクション」を実施し、安定的な電力需給に貢献すると発表した。

「LEAF to Home」は、「日産リーフ」に搭載している駆動用の大容量リチウムイオンバッテリーから電気を供給するシステム。夜間電力や太陽光発電を使って「日産リーフ」に充電し、蓄えた電気を日中の電力需要が高まる時間帯に使用することで、電力消費のピークシフトに貢献し、停電時や非常時などには、バックアップ電源としても活用できる。

「LEAF to Home」

具体的には、日産が、電気自動車「日産リーフ」とニチコンが開発した「EVパワーステーション」を、公共施設と北九州市の個人、北九州市内の介護指定事業者や一般企業の法人に無償で提供する(リーフの無償提供は2013年3月末まで)。

民間向け募集はすでに始まっており、専用Webサイトから応募可能で、7月22日18時まで受け付けている。

同社は7月3日に大阪府、大阪市と共同で、「LEAF to Home」を活用した節電対策「日産リーフで節電アクション」実施について発表しており、同府・市にリーフを250台無償提供するとしている。