ラネクシーは7月9日、米Accusoft(以下、アキュソフト)が開発した画像処理ソフトウェア開発キットの最新版「ImageGear for .NET V20 英語版」および「DICOMGEAR for .NET V20 英語版」の販売を開始すると発表した。
ImageGearファミリーは、文書管理や地図システム、電子カルテシステムなど、全世界で5,000万本以上の応用実績を誇る画像処理SDK。TIFF、JPEG、PDF、CAD、および100種類以上のイメージファイルの表示と編集を行うことができ、.NET開発者向けにOCRのサポート、バーコード認識、および医用のDICOMイメージをサポートしている。
最新版V20では、Web向けの最新技術HTML5への対応や、Microsoft Office Open XMLファイルフォーマットのサポートなどの新機能が追加された。
具体的には、Excelファイルのロードと表示、PowerPointファイルのロードと表示、複数の画像プロバイダを利用可能なASP.NET、画像をサーバに保存するアップロードサービス、MVCでの使い勝手向上のために利用可能なJavaScriptコントロール、jQueryプラグインとして利用できるJavaScript コントロール、PDF/A-1aおよびPDF/A-1bファイルの作成、JPEG 2000の高速化、HTML5アプリケーションで使用されるSVGファイルの読み込みと書き出し、画像データのデコードや再圧縮を必要としないメタデータの読み込みとアップデート、省容量のヘッダーレスRAWデータの読み込み、などが新機能として追加されている。
製品の価格は、ImageGear for .NET V20(32/64bit同梱)が、開発キットが33万円、年間保守料が20万1,000円。DICOMGEAR for .NET V20(32/64bit同梱)が、開発キットが40万円、年間保守料が26万8,000円。
なお、ラネクシーは、今回発売する2製品の発売後、同製品の日本語版の発売を予定している。