NECビッグローブは7月5日、Twitter利用者向けの情報サイト「ついっぷるトレンド」でのツイート分析をもとに、6月のTwitter利用動向を発表した。発表によると6月の日本の総ツイート数は12億2275万件で、5月から1%減少している。
6月のワードランキングでは、台風 / サッカー / AKB関連のワードが上位を独占する結果となっている。
ワードランキングの1位は「台風」。6月19日に上陸した台風4号の影響で、多くのツイートが投稿された。当日は12時30分ごろから深夜にかけてツイート数が伸び続け、1日あたりの総ツイート数は4551万件となり、6月では最多、歴代でも2位のツイート数となった。
また、6月19日における1時間ごとのHOTワード推移をみると、「警報」「暴風警報」により「授業」が「休講」になった学校が多かったことがうかがえる。15時~16時ごろには休講が決まったことを受けて「カラオケ」を含むツイートを投稿する人が増加したという。
ワードランキング2位の「サッカー」は、サッカーワールドカップ最終予選とUEFA EURO2012の2つのイベントがあったことで、1ヵ月を通して話題を集めた。このうち、ワールドカップ最終予選では、6月12日に日本vsオーストラリア戦で不可解なジャッジがあったことから、審判やPKなどに関するツイートが多く投稿された。当日のツイート数推移では、試合時間帯だけツイート数が大きく増加している。
UEFA EURO2012では、悪童と呼ばれるイタリアのFW「バロテッリ」が活躍して大きな注目を浴び、「イタリア」がワードランキング5位になった。優勝した「スペイン」は11位、準決勝でイタリアに惜敗した「ドイツ」は9位に入っている。EUROについては、Twitterからも期間中の国名(チーム)のツイート数推移が発表されている。
ワードランキング7位の「AKB」は、6月6日のAKB48 27thシングル選抜総選挙で話題になり、「選挙」も6位に入った。当日のツイート数推移を見ると、総選挙結果発表がはじまった17時30分ごろからツイートが増加している。
ハッシュタグランキングでは、Twitterアカウントを利用した野球シミュレーションゲーム「twitHITter」のハッシュタグ「#twithitter」が初登場3位、UEFA EURO2012のハッシュタグ「#euro2012」が初登場4位になっている。
同分析の集計対象期間は6月1日午前4:00~7月1日午前4:00。総ツイート数はサンプリングによるデータ集計値で12億2275万3800ツイート、日別での最多投稿日は6月19日の4550万8730ツイート。なお、集計データの端末別投稿比率では、スマートフォンからの投稿が48.5%まで増加している。