NECは、ファイルサーバ内の不要ファイルの検出や整理を支援するソフトウェア「Information Assessment System」の処理性能を向上させた最新版「Information Assessment System V2.1」の販売を開始した。価格(税別)は、基本構成で50万円から。
「Information Assessment System」は、ファイルサーバの利用状況を分析・レポーティングする「ファイルサーバの現状を見える化」、定期的な整理(移動・圧縮・削除)を実施し容量肥大化を抑制する「ファイルサーバ容量をスリム化」、アクセス権の棚卸と修正設定により情報漏えいの危険性を排除する「ファイルサーバ情報の健全化」機能を有する。
新製品は、NECのメモリ型高速データ処理エンジン「InfoFrame DataBooster」を新たに搭載することで、従来リレーショナルデータベースを使って行っていた、不要ファイルの検出や集計処理をメモリ上で一括処理することを可能とした。これにより、従来製品に比べ約40倍の処理性能を実現するとともに、大規模なファイルサーバの高速分析が可能となった。
また、「InfoFrame DataBooster」の圧縮機能を使うことで、従来製品と比較して5倍のファイル容量(50TB)の分析処理に対応したほか、アクセス権管理機能を追加し、 ファイルサーバのアクセス権設定状況を可視化するほか、権限変更機能により、必要に応じて権限の追加・修正・削除が可能となった。
そのほか、ファイルサーバの利用状況や肥大化原因の把握が容易なダッシュボード画面を刷新し、フォルダ単位でのファイル整理機能など、不要ファイルの手動整理機能に加えて自動整理機能を強化した。