リコーは、デジタルモノクロ高速複合機の新製品として、「imagio MP 9002/7502/6002/6002GPシリーズ」を発売すると発表した。

同製品は、「imagio MP 9001/7501/6001/6001GPシリーズ」のそれぞれ後継機種として、前身機と比較してファーストコピータイムを高速化し、用紙対応力、セキュリティ、操作性などが向上した。部品の一部に、100%鉄スクラップを原料とする電炉鋼板が使用されており、同社によれば複合機に電炉鋼板を使用するのは、事務機業界ではリコーが初だという。

「imagio MP 7502」

部品の一部に、100%鉄スクラップを原料とする電炉鋼板を使用したり、本体電源スイッチのカバーにバイオマス由来の原材料を使用したバイオマスプラスチックを使用するなど、地球から新たに採取する資源量を削減。「imagio MP 6002GP」では、トナーにもバイオマス由来の原材料を使用したバイオマストナー「for E トナー」を使用し、通常のトナーに比べトナー焼却時のCO2排出量を約26%削減する。

使用状況の見える化を実現するインフォメーション画面機能を搭載し、利用者ごとや機器ごとの総印刷ページ数、両面利用率、集約利用率などを表示し、そこから用紙削減率などのeco指数を算出する。

全シリーズで、ファーストコピータイムを高速化し、最大で約12%短縮した。ワンパス両面同時読み取りが可能なカラースキャナーに対応し、読み取り速度は、カラー/モノクロともに片面90ページ/分、両面178ページ/分となっている。

主な仕様は、解像度が読み取り時600dpi、書き込み時1,200dpi、連続複写速度(枚分。A4ヨコ)は「imagio MP 9002」が90枚、「imagio MP 7502」が75枚、「imagio MP 6002/6002GP」が60枚、最大消費電力は「imagio MP 9002」が1.85キロワット以下、「imagio MP 7502/6002/6002GP」が1.5キロワット以下、外形寸法はW690×D799×H985mm、重量が「imagio MP 9002」が214kg、「imagio MP 7502/6002/6002GP」が223kg。

価格は、「imagio MP 9002」が330万円、「imagio MP 9002T」が340万円、「imagio MP 7502」が278万円、「imagio MP 7502 SP」が298万円、「imagio MP 6002」が220万円、「imagio MP 6002 SP」が240万円、「imagio MP 6002GP」が220万円(いずれも税別)。