ヤフーは7月4日、東日本大震災のがれき広域処理量を表示する「がれき処理メーター」を公開した。

現在、東日本大震災による災害廃棄物の処理が進められているが、その量は岩手県で通常の約12年分、宮城県で通常の約14年分にのぼり、復興に向けた大きな課題となっている。

がれき処理メーターのWebサイトイメージ

がれき処理メーターでは、環境省のデータをもとに岩手・宮城両県におけるがれき広域処理量(県外で処理が必要ながれき量)をグラフ化して表示する。また、放射性セシウム濃度の測定値やセシウム合計値などの詳細データや、受け入れ先に決まった都道府県なども見ることができる。

7月5日現在のがれき広域処理量は岩手県で約120万トン、宮城県で約127万トン。同社は、がれき広域処理の現状を伝えることが復興支援につながることを期待しているという。