紀伊國屋書店は7月4日、電子書籍ストア「紀伊國屋書店BookWebPlus」における取扱い電子書籍フォーマットとして、EPUB3に正式対応することを発表した。7月下旬よりEPUB3フォーマットの電子書籍コンテンツの受け入れを開始し、8月中に順次販売していく予定。

EPUB3は、日本語の縦書きやルビ表示などが可能な国際標準の電子書籍フォーマット。紀伊國屋書店BookWebPlusは、マルチデバイスで利用できる電子書籍ストアで、PCやスマートフォン、タブレット端末に電子書籍アプリ「Kinoppy」をインストールして利用する。

BookWebPlusのWebサイトイメージ

今回、iOS / Android端末向けのKinoppyに試験的に搭載されていたEPUB3対応の電子書籍アプリ開発環境「HyBook Systems EPUB Edition β版」がアップデートされて正式版となり、EPUB3コンテンツがラインナップに加わる。

EPUB3に正式対応したことで、Kinoppyの取り扱い電子書籍フォーマットは、「EPUB3」「.book」「XMDF」「HyComic」の4種類になった。近日中にPDFフォーマットへの対応も予定しているという。