PALTEKは7月4日、同社が国内代理店をつとめる米Redpine SignalsのWi-Fi Directやエンタープライズ・セキュリティ機能を搭載する他、スマートエナジープロファイル2.0(SEP2.0)に対応した超低消費電力Wi-Fiモジュール「WiSeConnect」販売を開始したと発表した。

スマートフォンやタブレットPCなどの携帯情報端末の普及により、あらゆる機器が簡単にWi-Fi接続することが求められており、アクセスポイントを経由しない接続や、パスワードを手動入力しない接続機能によって、その応用範囲は拡大している。また、今までWi-Fi機能を必要としなかった医療機器や産業機器などにWi-Fi機能を搭載する場合、システム統合のしやすさは重要なポイントとなる。

「WiSeConnect」は、Wi-Fi機能を実装するために必要な全てのハードウェアおよびソフトウェアが含まれており、高度なワイヤレス接続を統合している。このため、医療機器、産業機器の分野などにおいては、エンタープライズ・レベルのセキュリティでネットワークに接続することができる。スマートエナジープロファイル2.0にも対応しており、スマートエネルギー・アプリケーションへのWi-Fi機能の搭載も可能している。

「WiSeConnect」は、Redpine Signalsが提供する超低消費電力に対応したWi-Fiサブシステムとともにエンベデッドプロセッサを内蔵、アンテナと周波数リファレンスも搭載している。インタフェースにはUART/SPI/USB2.0を備える。また、オプションとして、エンベデッドAP機能を搭載することも可能となっている。

現在、Wi-Fi Direct機能のデモを実施しており、評価キットの販売を開始している。サンプル価格は5980円。

スマートエナジープロファイル2.0(SEP2.0)に対応した超低消費電力Wi-Fiモジュール「WiSeConnect」