Maxim Integrated Productsは、Digilent Pmod規格に準拠し、FPGA/CPU拡張ポートに直接接続できる15種類のペリフェラルモジュールコレクションを発表した。

同製品は、簡単にプラグインが可能で扱いやすいソフトウェアを統合することにより、迅速なプロトタイピングと概念の実用設計への素早い移行が可能となる。低価格設定となっており、少ない予算で先端ICを試すことができる。

回路プロトタイピングの分野で、ペリフェラルモジュールが広い支持を得ており、今回、よく使用される多種多様なアナログおよびミクスドシグナル機能をサポートした。各モジュールは、3つのFPGAプラットフォーム用のサンプルソフトウェアとFPGAコンフィギュレーション・ファイルによってサポートされている。わかりやすいサンプルプログラムによって各モジュールを動作させているため、時間をかけることなく数分でプロトタイピングが可能となる。例えば、コアルーチンを容易にカット&ペーストして、モジュールの機能をプロジェクトに迅速に統合できるといった形で利用できるという。この他、データ変換、デジタルポテンショメータ、リアルタイムクロック、光センサー、クロック発振器、サーマルインタフェース、通信トランシーバ、デジタル絶縁、GPIO拡張、LEDインタフェース、リレードライバなどといった機能が含まれている。

なお、Avnet LX-9、Digilent Nexys 3、Avnet ZEDBoard用のソフトウェアによってモジュールをサポートしている。モジュールの動作温度範囲は-40℃~+85℃。15種類のモジュールコレクションのセット価格は89.95ドル。各モジュールの個別購入も可能となっている。

15種類のペリフェラルモジュールコレクション