統合開発環境、「Eclipse 4.2 Juno」公開

Eclipse Foundationは6月27日(カナダ時間)、Eclipseの最新版となる「Eclipse 4.2」(コードネーム : Juno)を公開した。EclipseはJavaで開発されている統合開発環境。プラグイン方式の採用による高い拡張性を持っており、Javaだけでなく様々なプログラミング言語に対応している。

Eclipse Junoにおける主な特徴は次のとおり。

• コード学習ツール「Eclipse Code Recommenders」の導入
• Eclipse Virgoに新しいナノカーネルの搭載
• Lua専用の統合開発環境プロジェクト「Koneki」のスタート
• DSLフレームワーク「Xtext」の改善
• 「Eclipse Equinox」にOSGi R5仕様のリファレンス実装を搭載
• 「Eclipse IDE for Automotive Software Developers」および「Eclipse for Mobile Developers」パッケージの導入

Eclipseは、毎年6月下旬に定期的にリリースされている統合開発環境。昨年6月にEclipse 3.7(コードネーム : Indigo)をリリースしているが、今回のリリースでは3.8ではなく4.2とメジャーバージョンアップされている。Eclipse 4.2のリリースには、40社以上のメンバー企業が関わっており、72のプロジェクトが参加し、全プロダクトのコード行の総数は5,500万行に達するとしている。