ヤフーは7月2日、公式ブログにおいて、総合電子書籍サービス「Yahoo!ブックストア」にWebブラウザをベースにしたビューワーシステムを追加したことを発表した。Webブラウザでサービスを利用できるようになり、スマートフォンなどで専用アプリをインストールする必要がなくなった。
Yahoo!ブックストアは、「Yahoo!コミック」をリニューアルして2011年11月にスタートしたサービス。ファイル形式はEPUBを採用しており、現在、コミック、小説、実用書、写真集など約5万冊の商品を揃えている。
今回の新ビューワーはHTML5対応のWebブラウザをベースにしており、スマートフォンから各種PCまで、デバイスの仕様による制限を受けずに購入コンテンツを閲覧できる。他社の電子書籍専用端末でもブラウザ環境が合致すれば利用できる。最新の国際基準であるEPUB3.0に対応し、縦書きテキストの表示も可能になっている。
また新ビューワーの導入にあわせ、クラウド上で購入商品を整理・管理できる本棚機能が搭載されたほか、各コンテンツの画像サイズを大きくするなどデザイン面での変更も行われている。