日経BPコンサルティングは6月27日、2012年4月に実施した「Webブランド調査2012-春夏」の結果報告書を発売した。同調査は、企業や団体が運営する日本の主要500のWebサイトについて「アクセス頻度」「コンバージョン」「サイト・ユーザビリティ」「サイト・ロイヤルティ」「態度変容」「波及効果」を評価したもの。
調査期間は4月4日から22日、1人の回答者は任意の6サイトを評価することができ、有効回答数は3万8,420サンプル。
今回、119.3ポイントを獲得したYahoo!JAPANが、前回調査(2011年10月)に引き続きebブランド指数 全体ランキングで首位を守った。第2位は楽天市場(117.4ポイント)、第3位はAmazon.co.jp(116.2ポイント)とネット専業の小売サイトが続く。
ネット専業企業が上位を占めるなか、サントリーが78.5ポイントを獲得して第8位に、第10位に74.5ポイントのMcDonald's Japanがランクインした。
サントリーの個別指数はいずれも60ポイントを超えるが、特にコンバージョン指数が高く、88.1ポイントを獲得。回答者の2割近くが3ヵ月以内にキャンペーンコンテンツを利用したと答えており、消費者に親しまれている企業サイトとなっている。McDonald's Japanは誰もが直感的に操作しやすいユーザビリティが高く評価された。
左から、サントリーのスコアチャートとMcDonrld's Japan のスコアチャート 資料:日経BPコンサルティング |
Webブランド指数上昇ランキングで第1位となったのは、前回から11.3ポイント上がったヤマハ。サイトのリニューアルはなかったが、ソーシャルメディアへの対応に積極的だった。第3位にはTwitter、第13位にはFacebookが入り、過去半年のソーシャルメディアの急速な拡大を裏付ける結果となり、特にアクセス頻度スコアの上昇度が大きい。