リコーは、デジタルモノクロ再生複合機の新製品として、「imagio MP 5000RC/4000RC/3350RC/2550RCシリーズ」の4シリーズ10モデルを発表した。
同製品は、ユーザーから使用済みの「imagio MP 5000/4000/3350/2550シリーズ」を回収し、リコーの独自技術によって再生処理を行った「リコンディショニング(RC)機」となる。
価格はいずれもオープンで、発売日は「imagio MP 5000RC/4000RCシリーズ」が9月4日、「imagio MP 3350RC/2550RCシリーズ」が7月4日。
リユース部品の使用率は質量比平均80%で、これにより、素材製造・部品製造の工程を大幅に削減し、全体のCO2の排出総量は新造機と比較して約78%の削減となった。また、ライフサイクル全体におけるCO2の排出量は、新造機と比較して約20%の削減となった。
両面コピー機能を搭載し、コピータイムは両面コピー時も片面時と同速。また、回収した元機ではオプションだった、本体ハードディスクの残存データを上書き消去(逐次消去/一括消去)する機能と、アドレス帳や蓄積文書のデータを暗号化する機能が標準搭載された。また、本体操作部には、8.5インチの大型カラーTFT液晶が採用されている。
連続複写速度(A4ヨコ送り/毎分)は、「5000RC」が50枚/分、「4000RC」が40枚/分、「3350RC」が33枚/分、「2550RC」が25枚/分。モノクロ複合機であるが、カラーネットワークスキャナを搭載し、600dpiの高解像度での読み取りができる。
「imagio MP 5000RC/4000RCシリーズ」の主な仕様は、HDD容量が40ギガバイト、解像度が読取時・書込時ともに600dpi×600dpi、最大消費電力が1.5キロワット以下、外形寸法がW670×D766×H1,155mm、重量が123kg以下。
「imagio MP 3350RC/2550RCシリーズ」の主な仕様は、HDD容量が40ギガバイト、解像度が読取時・書込時ともに600dpi×600dpi、最大消費電力が1.4キロワット以下、外形寸法がW660×D685×H1,100mm、重量が「imagio MP 3350RC/3350RC F/2550RC/2550RC F」は100kg以下、「imagio MP 3350RC SPF/2550RC SPF」は101kg以下。