アクシスコミュニケーションズは6月26日、新たに20機種のネットワークビデオ製品の発売を開始すると発表した。ユーザーニーズにきめ細かく応える戦略商品を一挙に発売することにより、日本におけるネットワークビデオ市場への普及・拡大を目指す。
今回、発売を開始する製品は、新開発の「Lightfinderテクノロジー」 を搭載した固定ドームカメラ 「AXIS P33 シリーズ」12機種、低価格で小型の固定カメラ「AXIS M10シリーズ」4機種、小型軽量のボディに赤外線LEDライトを内蔵した「AXIS M11-Lシリーズ」2機種、2つの異なるレンズによる360度全周映像を実現した「AXIS P5544」、耐振動性に優れたビデオエンコーダ「AXIS Q7424-R」の計20機種。
AXIS M10シリーズは小型でスマートなカメラで、中小規模のオフィス、ブティック、レストラン、ホテル、住宅などのモニタリング・録画に最適なカメラとなっている。幅59ミリ、厚さ41ミリ、重さ100g前後というコンパクトなボディから、最大解像度 HDTV 720pまたは SVGAの映像を秒間30フレームで配信する。映像は H.264またはMotion JPEGの各圧縮方式に対応。本シリーズは、microSDカードスロットを搭載したモデルと、無線LAN対応モデルの2タイプあり、最大解像度に応じて計4機種用意される。
AXIS M11-Lネットワークカメラシリーズは、店舗、銀行、ホテル、オフィスビルなど、幅広いプロフェッショナルビデオ監視用途に最適な、小型・軽量の固定ネットワークカメラで、本体に赤外線LEDライトを内蔵し、補助照明の無い状態でも約15メートル先までの範囲を撮影することができる。また、バリフォーカルレンズを搭載し撮影範囲の調整も可能で、映像はH.264またはMotion JPEGの各圧縮方式に対応している。本シリーズではmicroSDカードスロットを備え、メモリーカード内の録画にも対応している。
AXIS P5544 PTZドームネットワークカメラは、18倍光学ズームと360度のパノラマビュー機能を併せ持った、屋内用パン・チルト・ズームカメラで、2つの異なるレンズを搭載したことにより、常時全方位 360度の広範なエリアを撮影でき、さらに、画質を落とさずに被写体へのクローズアップや追尾が可能。HDTV 720p(1,280×720ピクセル)、デイナイト機能、WDR(ワイドダイナミックレンジ)、H.264 対応、IP51 対応の防塵・防水機能、High PoE(IEEE 802.3at)、動体検知、音声検知、アクティブゲートキーパー機能といった特長を備え、空港、駅、ロジスティックス・センターやショッピングモール等のライブモニタ用途に最適となっている。
ビデオエンコーダの「AXISAXIS Q7424-R」は、高速道路や鉄道、空港など通常の電子機器には厳しい環境でも、既存のアナログカメラを活用した高機能なネットワーク映像監視システムの導入を実現する。交通管制システム用機器の性能を定めたNEMA TS 2および鉄道車両に使用される電子装置の性能を定めたEN 50155の両規格に準拠し、高い耐振動性能を実現する。
「AXISAXIS Q7424-R」 |
今回発売される各製品の価格及び出荷開始時期は、下記の通り。