ゼットエムピー(ZMP)は6月27日、高速小型組み込みオプティカルフロー(相対速度検出)センサモジュール 「e-nuvo OpticalFlow-Z スターターキット」の販売を開始したことを発表した。
同製品は、50mm×50mm、約19gの基板にカメラ、FPGA、CPU、メモリを搭載しており、PCを用いずに、オプティカルフローによる最大240fpsの高速計測が可能なカメラ一体型の小型センサモジュール。
自動車・超小型車や次世代モビリティなどの移動体において、死角に入った車両や障害物を検知するといった用途に使用可能で、スターターキットとしては、同センサモジュールに加え、傷やほこりなどから基板を守るアルミケースおよび、アルミケースをガラス面や机、機器の側面などへ装着するための自由雲台付き吸盤スタンドが含まれており、これにより車両や機器への搭載、計測方向の調整を自由に行うことが可能となっている。
センサモジュールの主な仕様は以下の通り。
- フレームレート:最大240fps
- マイコン:ARM Cortex-M3 120MHz
- メモリ:1Gビット(128MB DDR3 SDRAM)
- フラッシュメモリ:64Mビット(8MB)
- インタフェース:CAN/USB/LVDS
なお、価格は一般向けが32万円(税別)、アカデミック向けが22万円(税別)となっている。