ネットレイティングスは6月26日、インターネット利用動向調査「NetView」の5月分のデータをまとめ、Facebookの訪問者数などを発表した。
発表内容によると、Facebook国内サイトの5月の訪問者数は1724万人で、前月の1483万人から大幅に増加している。また前年同月の訪問者数は820万人で、1年間で約2倍になった。リーチ(インターネット利用人口に対する訪問者の割合)は29.1%で、インターネット利用者の約3割が訪問しているという状況になっている。なお、今回公開されたデータはFacebookの訪問者数に関するものであり、登録者数とは異なる。
Facebookへの主要な流入元ドメインと流入者数の推移をまとめたデータからは、4月から5月にかけて「search.yahoo.co.jp」や「www.google.co.jp」などの検索サービスからのアクセスが増えていることがうかがえる。さらに「headlines.yahoo.co.jp」や「transit.loco.yahoo.co.jp」といったYahoo! JAPANのコンテンツからのアクセスも急激に増大している。
同社はこれら流入者数の増加について、Facebookの株式市場上場が話題を集めたことや、ヤフーが4月中旬からFacebookとの本格的な連携を開始したことがおもな要因だとみている。
また、世界各国におけるFacebookのリーチも公開されており、増加傾向にある日本国内のリーチも、世界と比較すると低いことがわかる。