MMD研究所は6月25日、「スマートフォン所有者のセキュリティ対策に関する実態調査」の結果を発表した。同調査は6月15日から6月16日にかけて、オンライン調査で実施されたもので、有効回答は20歳から59歳までのスマートフォン所有者857人。

使用中のスマートフォンにウイルス対策を実施しているかを聞いたところ、「対策をしている」と回答したユーザーが43.3%と最も多かったが、35.4%が「対策していない」と回答した。

OS別では、Androidユーザーの62.7%がセキュリティ対策をしているのに対し、「対策をしている」と回答したiOSユーザーは12.0%だった。

スマートフォン所有者のウイルス対策状況 資料:MMD研究所

「ウイルス対策をしている」または「過去に対策していた」と回答したユーザーに、具体的な内容を聞いたところ、「携帯会社が提供するセキュリティ対策に登録している」という回答が50.5%と最も多く、これ「無料のセキュリティアプリ」(35.2%)という回答が続いた。「有料でアプリ対策をしている」と回答したユーザーは19.0%だった。

所有しているスマートフォンがウイルスに感染したことがあるかという質問では、「ある」と回答したユーザーはわずか2.8%で、「ない」と回答したユーザーは84.0%、わからないと回答したユーザーは13.2%だった。