千趣会は、日本アイ・ビー・エムと2006年7月から7年契約で実施してきたアウトソーシング契約を6月1日付で更改し、情報システムの運用・管理・保守業務全般をアウトソーシングする。新たな契約期間は2012年6月から2020年6月までの8年1ヵ月。
千趣会では、総合オンラインショップ「ベルメゾンネット」の運営にあたり、2006年にIBMのクラウド・サービス「IBM シェアード・ホスティング・サービス」を採用し、その後2010年に、IBMのクラウド・サービス「マネージド・クラウド・コンピューティング・サービス」を採用した。
日本IBMは、高品質を提供しながらコスト削減し、かつ、迅速に運用サービスを提供するスピードアップを図るために、今回新たに運用体制としてスタンダード・デリバリー・モデルを採用し、日本と深セン(中国)のテクニカル・センターを用いる。
千趣会は、これまで日本IBMのアウトソーシングを利用したことで運用管理コストの約1割削減しており、今回の契約更改により、さらに約1割の運用管理コストの削減を見込んでいる。