NECおよびNECフィールディングは、オフィスの節電対策を支援する省エネオフィスサービス「エネパル Office」および「エネパル PCパック」を強化し、販売を開始した。

「エネパル Office」については、これまでの消費電力、電力料金、CO2排出量の見える化機能に加え、あらかじめ設定した条件に基づき、空調機器や照明機器などの省エネ自動制御する「省エネ自動制御」機能を追加した。

省エネ自動制御機能

この強化により、30分~45分後の消費電力を予測し、設定した閾値を超える前に機器の自動ON/OFF制御が可能となっている。設定した温度センサーの閾値に基づき、空調機器の温度制御をすることもできるため、オフィス全体の効果的かつ効率的な節電を実現する。

また、NECの環境パフォーマンス管理システム「GreenGlobe X」と連携することで、エネルギー、水、廃棄物、GHG(温室効果ガス)管理などに加えて、オフィスの消費電力量についても、環境パフォーマンス指標として一元管理が行える。既設の「ビル管理システム」との連携により、フロア単位およびビル全体の両方の消費電力量を把握できるという。

「エネパル PCパック」については、従来のクラウドサービスでの利用に加え、顧客のイントラネット環境で利用可能な「エネパル PCイントラパック」を新たに提供。また、「エネパル PC」のサーバ環境を自社内のサーバに構築することにより、顧客のセキュリティポリシーに合わせた多様なシステム提供を行う。

エネパル PCイントラパック

標準価格(税別)は、「エネパル Office」の機器費用が65万3,340円、年間運用費用が52万3,200円(1カ月あたり4万3,600円)に、別途SI構築サービス費が加わる。「エネパル PCイントラパックパック」はサーバソフト代が160万円からとなっている。