Eucalyptus Systemsは19日(米国時間)、Eucalyptusをオープンソースにすることを発表した。Eucalyptusは、アメリカのEucalyptus Systemsの支援のもと開発されているプライベートクラウドインフラストラクチャ。発表によると、今月末にリリースされる「Eucalyptus 3.1」はオープンソースで公開するとしている。
Eucalyptusはもともと、カルフォルニア大学サンタバーバラ校で開発されていたIaas型クラウド基盤ソフトウェアで、Eucalyptus SystemsはEucalyptusを支援するために2009年に設立された企業。Amazon Web Services(AWS) APIと互換性があり、今年の3月にはAmazon.comとパートナー契約を結んでいる。
Eucalyptus 3.1ではAWS APIとの互換性の強化や、30分でAWS互換のIaasクラウドをオンプレミスで構築できるツール「FastStart」の導入、EBS(Elastic Block Storage)およびWindowsサポートの強化などが行われる予定となっている。
Eucalyptus 3.1のリリースはまだ先だが、すでにソースコードがオープンソースライセンスのもとGitHubで公開されている。ライセンスにはGNU GPLv3が採用されている。