シマンテックは6月19日、国立研究機関である文部科学省科 学技術政策研究所が同社のセキュリティソリューションを採用したと発表した。採用された製品は、企業向けセキュリティ製品である「Symantec Endpoint Protection」、電子メールセキュリティアプライアンス「Symantec Messaging Gateway」およびクラウド型Webセキュリティサービス「Symantec MessageLabs Web Security.Cloud」の3製品。

「Symantec Endpoint Protection」

「Symantec Messaging Gateway」

「Symantec MessageLabs Web Security.Cloud」

科学技術政策研究所は、以前からウイルス対策ソフトとゲートウェイ製品を導入していたが、当時使っていたウイルス対策ソフトではウイルスの検知漏れが複数回あり、別製品の導入を検討していた。そして、複数種類のセキュリティ対策ソフトを並行して運用した結果、2011年9月以降、未知のセキュリティ脅威に対する強固なセキュリティが期待でき、また、サポート体制においても信頼性の高いSymantec Endpoint Protectionと、Symantec MessageLabs Web Security.Cloudを順次導入した。特に、ゼロデイ脆弱性を悪用するような、その対策に一刻を争う脅威に晒された際の、シマンテックの迅速なサポート体制が採用の決め手となった。

同研究所では、導入後の効果として、セキュリティの強化はもちろんのこと、パフォーマンスも向上した。特にウイルススキャン中のPCへの負荷が以前に比べ軽減されたことを実感しているとのこと。

また、同研究所では業務上、調査目的でさまざまなWebサイトにアクセスする必要が生じることから、職員が誤ってウイルスに感染したサイトにアクセスしてしまうことを回避するために、Webセキュリティについても強化を図った。インラインにするとパフォーマンスが落ちるという懸念があったことから、メンテナンスや運用負荷がより少なく、キャパシティも十分でスピードやパフォーマンスへの信頼もおける、クラウド型のSymantec MessageLabs Web Security.Clouの導入を決定した。