日本アイ・ビー・エム(以下、日本IBM)はこのほど、ISM製造業景況指数などの経済指標を予測する分析ソリューションの提供を開始すると発表した。同製品は、過去の数値や関連ある複数の経済指数に、テキストマイニングによるニュース記事などの分析結果を追加することで、精度の高い予測を実現する。
同製品は、データベースに格納された構造化情報に加え、インターネット上の書き込みや文書、顧客の声などの非構造化情報も分析できるテキストマイニング・ソフト「IBM Content Analytics」と、ビッグデータの分析が行えるソフト「IBM InfoSphere BigInsights」を用いる。稼働環境には、パブリック・クラウド・サービス「IBM SmarterCloud Enterprise」を利用する。
同製品は、IBM東京基礎研究所の数理およびテキスト解析の専門家と、金融業界に精通したコンサルタントが、ある金融機関と共同で行ったISM製造業景況指数を予測する実証実験の結果をもとに製品化したもの。