ゼットエムピー(ZMP)は6月15日、日本ヒューレット・パッカード(日本HP)のTesla搭載ワークステーションと、ZMPが開発した自動運転/自律移動研究開発用ロボット「RoboCar 1/10」もしくはスイスK-Teamの小型移動ロボット「Khepera III」をセットパッケージにして販売を開始することを発表した。
これはRoboCar 1/10やKhepera IIIを用いて自動運転や自律移動の研究開発を行う際、ニューラルネットワークや遺伝的アルゴリズムなど高度な計算に処理時間がかかってしまうというカスタマからの声が多かったことを受けたもので、同ワークステーションを用いることでGPUコンピューティングによる処理時間の短縮が可能となり、効率的な研究開発が可能になると同社では説明している。
セットとして提供されるワークステーションは、「HP Z420 Workstation」で、最小構成の仕様は以下の通り。
- CPU:Intel Xeon E5-1603(2.80GHz、4コア、10MB)
- メモリ:2GB×1 DDR3-SDRAM(1600MHz、ECC対応)
- HDD:500GB(SATA 7200rpm)
- NVIDIA Quadro 600 1GB(PCI Express/2画面対応)
- NVIDIA Tesla C2075
- OS:Windows 7 Professional 64bit SP1(日本語版)
- 電源:600W 80PLUS GOLD(90%電源変換効率)
- 3年保証(3年翌日オンサイト)
なお、価格はRoboCar 1/10とのセットで106万9000円(税別)から(アカデミック版は92万3000円(税別)から)、Khepera IIIとのセットは67万2000円(税別)から、となっており、6月18日より受注活動を開始する。