NXP Semiconductorsは、LINマスタ/スレーブプロトコル・コントローラとLINネットワーク物理バス間のインタフェースとして使用されるデュアルLIN2.2トランシーバを統合した「TJA1022」を発表した。
同製品は、2つのLINトランシーバを1チップ化することで、コンパクトかつコスト効率の高い車載モジュールを実現したもの。同乗者の快適性とドライブ体験全般を向上させる車体制御モジュールやゲートウェイモジュール、インテリジェント駐車支援システムなど複数のLINサブネットワークを搭載する。
また、ESD保護をトランシーバに内蔵し外付け保護ダイオードを不要にした。規格はLIN2.0/2.1/2.2、SAEJ2602、K-Lineにも準拠する。「TJA1027」をはじめとするNXPの他のLINデバイスとソフトウェアやピンが互換性があり、プラットフォームをサポートする。
なお、パッケージはSO14およびHVSON14。HVSON14は3.0mm×4.5mmサイズで、強化プラスチックサーマルの極薄小型形状リードレス・パッケージとなっている。ダークグリーンRoHSに準拠し、自動光学検査(AOI)で検出できる。すでに量産を開始している。