米Microsoft(以下、MS)は現地時間の6月12日、TechEd North Americaにおいて、ビジネス利用におけるWindows 8の価値となるオペレーティングシステム基盤の拡張、エンタープライズ向けの新機能、優れたアプリケーション互換性の詳細を解説し、Microsoft Desktop Optimization Pack(MDOP)のアップデートを発表した。

「Windows 8 Enterprise」Webサイト

MDOPのアップデートはダウンロードして評価することが可能で、このアップデートにより企業および組織はデータ、アプリケーション、Windowsでのエクスペリエンスを仮想化、管理、復元することが可能になる。

このアップデートには「Microsoft BitLocker Administration and Monitoring(MBAM)2.0」、「Microsoft Advanced Group Policy Management (AGPM) 4.0 Service Pack 1」、「Diagnostics and Recovery Toolset (DaRT) 8 」、「User Experience Virtualization (UE-V)」が含まれる。

Microsoft BitLocker Administration and Monitoring(MBAM)2.0 ベータ版は、企業および組織がWindows 8のBitLocker、BitLocker To Goを使用したデータの保護、プロビジョニングプロセスとコンプライアンスの強化および管理、System Center Configuration Manager 2007および2010を含むシステム管理製品を利用した管理コストの削減を実現する。

Microsoft Advanced Group Policy Management (AGPM) 4.0 Service Pack 1 ベータ版およびDiagnostics and Recovery Toolset((DaRT) 8リリース候補版もダウンロード可能なり、いずれのアップデートもWindows 8 Release Previewをサポートする。

User Experience Virtualization(以下、UE-V)は、エンドユーザーが複数のデバイスでWindows 7およびWindows 8上の設定、アプリケーション設定を共通化できる。本ベータ版では、スタートメニュー、タスクバー、フォルダーを含むオペレーティングシステム設定のローミング機能、エージェント設定のグループポリシー サポート、Internet Explorer 8、9および10の各バージョン設定のローミング機能を含んでいる。