日本マイクロソフトは6月12日、タイトーがメールシステムとしてMicrosoft Office 365 のExchange Onlineを採用し、導入を開始したと発表した。タイトーは2011年12月にトライアル導入を実施し、2012年3月20日より全社利用を開始している。

タイトーでは、メールサーバの老朽化に加え、グループ全体での情報共有やコミュニケーションの活性化を実現するITシステムの連携、営業職による社外から業務システムへのアクセスを課題としていた。これらの課題を解決するとともに、トータルコストの抑制の必要性などからOffice 365が採用された。

マイクロソフトによると、Office 365はGoogle Appsに比べてトータルコストが安価であり、タイトーのユーザー数約1,500名分の5年間のトータルコストを比較した場合、試算でOffice 365のほうが大幅に安価になり、メールボックスや運用管理に関する機能がGoogle Appsに比べて充実していることが、導入の理由となっているという。

「Microsoft Office 365 のExchange Online」メール画面

タイトーは今後、Microsoft Lync Onlineの導入も計画しており、すでにオンプレミス型で導入されているMicrosoft SharePoint Serverのクラウド化も検討している。