NTTコムウェアは、業務マニュアルなどのペーパーレス化と業務効率化を支援するスマートデバイス向け社内情報集配信サービス「スマートマニュアル」の提供を、7月1日より開始すると発表した。6月12日より事前申込受付を開始する。
「スマートマニュアル」は、マニュアル、カタログ、研修資料などの既存の社内コンテンツを電子化し、スマートデバイスに配信するサービス。自動的にシステムがコンテンツを最新化することで、差し替えに要するコストを削減する。
対応しているファイル形式は文書ファイルがPDFファイルのみ、音声/動画ファイルがMP3/4。
スマートマニュアルでは、コンテンツ内への新たな動画や音声の組み込み、関連情報へのリンクを行うことができ、スマートデバイスへ直接下線やメモなどを書き込んでノウハウを蓄積し、それらを利用者間で共有できる。また、スマートデバイス上で作業のチェック結果やアンケート入力が可能。
配信では、利用者別、コンテンツ別に配信時間や閲覧権限などをきめ細かく設定でき、端末アプリが設定時間に自動でコンテンツを最新化する。
管理面では、スマートデバイスでのコンテンツ閲覧状況や書き込み内容などが記録された利用ログを、管理者用PCにCSV形式でダウンロードし、コンテンツの利用実態も把握できる。
同社では、管理システムをクラウドサービス「SmartCloud」で提供するSaaS版と、ユーザー自身のサーバを構築し運用するパッケージライセンス版の2つの形態で提供。SaaS版は、スマートデバイス500台まで、配信管理システム及び製本システムで使用するストレージ容量10GBまでの基本料金が、初期費用が30万円、月額基本料が17万5,000円(いずれも税別)。パッケージライセンスは個別見積り。
対応するデバイスは、Android OS 2.2、2.3、3.2で、iOSには対応していない。