NXP Semiconductorsは6月11日、LEDドライバIC「GreenChip」ファミリとして、デジタル制御に対応した「SSL21101」を発表した。
同製品は、15Wまでの出力範囲と100~230Vの汎用主電圧に対応する非調光対応LEDドライバで、フライバックまたはバック/ブースト構成により最大90%の高い効率性を有しながら、正確な定電流制御を実現している。内蔵されたスマートデジタル制御機能は、地域ごとの規制要件に合わせて最適化された2つのモードを持つ。高力率モードは0.95以上の高力率で、低全高調波ひずみ(THD)を20%以下に抑える。低リップルモードは1%以下の低LED電流リップルで小型電解コンデンサが使用でき、コンパクトなデザインを可能にした。
また、高電圧電源スイッチともに整流主電圧から直接起動が可能な回路が含まれるとともに、あらゆる保護機能も内蔵されている。さらに、18個まで部品数を減らすことができ、量産時にはLEDを除くシステム全体のeBoMを1.30ドル以下に抑えられるという。
なお、パッケージはSo14。量産体制に入っている。現在、調光に対応したデジタル制御品も開発中としている。