日本HPは、8インチカラー液晶タッチスクリーンを搭載したA4カラーレーザー複合機「HP LaserJet Enterprise 500 Color MFP M575dn(以下、M575dn)」と、A4モノクロレーザー複合機「HP LaserJet Enterprise 500 MFP M525dn(以下、M525dn)」を、6月14日より販売すると発表した。
M575dnは印刷速度が30枚/分で価格が31万2,900円、M525dnは印刷速度が40枚/分で価格が188,790円。いずれも自動両面印刷を標準装備する。なお、M575dnは4万2,000円、M575dnは1万9,110円、それぞれ従来機種に比べ値下げされている。
操作パネルは、VGA(640×480ドット)のカラー液晶で、スキャン画像のプレビュー/編集、スキャンデータの各出力ファイル形式への変換などがタッチ操作で行える。
同社では、プリンタのファームウェアを共通化した「HP Future Smart」を採用するが、今後は年1回のタイミングでファームウェアのメジャーバージョンアップを行うという(バグフィックスは別)。今回の新製品は6月リリースの「Future Smart2 SP1」に対応。8インチ液晶対応もその1つで、このほか、AirPrintサポート、EWSにスキャンtoメール、スキャンtoネットワークフォルダを設定できるウィザードのサポート、「HP Jetdirect 2700w USB」ワイヤレスプリントサーバのサポート、AES 256、SHA 2を利用したメール送信のサポートが行われる。
ネットワーク機能では、プリンタに割りふられたアドレスにメールを送信するだけで、添付した画像やPDF、Microsoft Officeファイルなどの印刷ができる「HP ePrint」やインターネットやローカル無線LANに接続したiOS/Android端末からWebページやファイルなどが印刷可能な「HP ePrint Home & Biz」のほか、「AirPrint機能」、「Google Cloud Print」などのモバイルプリント機能に対応。
そのほか、新機能として一定時間が経過すると、スリープ状態よりも待機電力の低いオートオフモードに移行し、自動的に消費電力を削減できる「HP オートオン/オートオフ機能」を搭載し、従来機種と比較して「M575dn」は約37%、「M525dn」は約24%の省電力を実現した。
「M575dn」の主な仕様は、プリント速度が30枚/分(モノクロ・カラー)、印刷最高解像度が1,200×1,200dpi、給紙容量(最大)が350枚(850枚)。「M525dn」の主な仕様は、プリント速度が40枚/分、印刷最高解像度が1,200×1200dpi、給紙容量(最大)が600枚(1,600枚)。インタフェースはいずれの機種もUSB 2.0とギガビットイーサネット。