三洋ホームズと富士通は6月7日、温度や湿度、各家電の電気使用状況など住宅に関する情報を可視化する電源プラグ「F-PLUG」を用いた高度な情報センシング・センシングデータに基づく分析サービスを共同で提供すると発表した。
同サービスは、三洋ホームズが国土交通省「省CO2先導事業(特定被災区域部門)」(補助額上限200万/棟)の採択を受けて、福島県の地元工務店と連携して、福島県で販売する30棟の住宅で提供される。
サンヨーホームズは、自然エネルギーを利用し、災害にも強い太陽光発電や太陽熱利用給湯機、蓄電池など、緊急時に電気や水が自給できる独自開発のシステムを導入する。両社は共同で、建物(断熱性能)・家族(家族構成、年齢、バイタル)の情報や、F-PLUGから得られる各部屋の温度、湿度、照度やTV、エアコン、冷蔵庫、洗濯機、暖房便座などの家電機器の使用状況を1分単位に高精度に収集・分析することで、家族の生活スタイルの把握や高齢者の熱中症や低体温症の予防など、家族の健康を考えた無理のない省エネができる「健康・省エネ・防災住宅」を実現した。
太陽光発電などや高断熱仕様の導入に加え、住宅内の室内環境(温湿度、照度)と家電機器の状態(消費電力、使用状況)を分析・提案することで「ゼロエネルギー住宅」を実現し、データ分析は、富士通のデータキュレーションサービスを活用して実現する。