NXP、Thunderboltインタフェースに対応した高速マルチプレクサを発表

NXP Semiconductorsは、1本のケーブルでデータ接続とディスプレイ接続を同時にサポートすることで、PCと周辺機器およびディスプレイ機器間の高速データ転送を実現するIntelのThunderbolt I/Oテクノロジをサポートした高速マルチプレクサ(mux)スイッチ2製品「CBTL05023」「CBTL06DP211」を発表した。

Thunderboltコントローラは、PCI Express(PCIe)とDisplayPortの両方のプロトコルに情報の送受信を行い、1本のケーブルで2つのプロトコルをスイッチしながら通信をサポートする。2製品ともにThunderboltのホストや周辺機器の設計に使用され、これによりThunderboltコネクタの材料費の低減と、高い信号品位を両立することが可能になると同社では説明している。

パッケージはCBTL05023がHVQFN-24、CBTL06DP211がTFBGA-48をそれぞれ採用しており、2製品ともにすでに量産体制に入っているという。また、すでに一部の条件を満たすカスタマに対しては希望に応じてサンプルの提供も開始しているという。