NTTデータは6月7日、企業のビッグデータを活用した顧客情報分析を支援するサービスとして、「ビッグデータ分析に必要な基盤」と「顧客情報の分析・活用ノウハウを集約した標準分析レポート」をセットとしたサービス「BizXaaS BA」の提供を6月11日より開始すると発表した。
同サービスで、標準で提供する顧客一人当たりの売上向上などに必要不可欠な標準分析レポートは、同社のノウハウを集大成し、、「データウェアハウス/ビジネスインテリジェンス・ラボ」で検証してきた体系的なノウハウをもとに作成したもの。このレポートを用いることで、分析方針を確立しづらい初期段階や初めて顧客分析を導入する場合でも優良顧客の可視化や優良顧客化に向けた成長パスなどの分析が可能となる。
NTTデータが構築した分析環境を、サービス利用型で利用できるため、システムの初期構築時に高額な投資が不要であるうえ、Hadoopの拡張性を生かしてビッグデータの分析まで対応できる。顧客情報を扱うことから、顧客企業のセキュリティの個別要件に柔軟に対応可能なプライベートクラウド型のシステムで構築される。
BizXaaS BAが提供するサービスメニューは「分析環境提供サービス」、「分析・活用コンサルティングサービス」(オプション)、 「チューニング設定サービス」(オプション)の3つ。
分析環境提供サービスは、ビッグデータ分析に必要なシステムと顧客情報分析に特化した標準分析レポートがセットにされた分析環境を低価格で利用でき、決められた形式のデータを用意するだけで、早期に分析レポートが利用可能。価格は、初年度月額240万円から(標準構成の場合の参考価格/税別/最低12ヵ月間の利用前提)。
分析・活用コンサルティングサービスは、データ活用の専門家による標準分析レポートを用いた活用支援、最適な分析活用の構想立案、より高度な分析活用テーマの実現などを支援するコンサルティングサービスで、オプションで提供される。価格は個別見積り。
チューニング設定サービスは。個別要件に応じたデータ蓄積・分析基盤の設定/標準分析レポートの出力項目の設定・変更などのチューニング設定を行うサービスで、オプションで提供される。価格は個別見積り。