米Googleは7日(現地時間)、昨年秋からテストを行っていた「Google Trusted Storesプログラム」を米国で正式に開始した。これは優良なオンラインストアを認定するプログラムで、同時に認定バッジを通じてオンラインで買い物をする消費者に安心感を提供する。
昨年10月に始まった試験提供には、Wayfair、BabyAge.comなど約50のオンラインマーチャントが参加し、1000万件を超える注文を受けたという。7日から米国のすべてのマーチャントが同プログラムに申し込めるようになった。
同プログラムは、優れたショッピング体験を提供していると認めたオンラインストアにGoogle Trusted Storesバッジを提供する。それらのストアをネットユーザーが訪れると、画面の隅にバッジがホバリング表示される。ポインターを合わせるとサービスの質や配送の信頼性を格付けしたレポートカードが現れる。さらに同プログラムにオプトインした人たち向けに、無料の購入プロテクションをGoogleが用意している。ショッピングでトラブルが発生し、店との間で解決しなかった場合はGoogleのカスタマーサービスチームが買い物客を手助けしてくれる。
これまでオンラインマーチャントが消費者を引きつける最も有効な手段は価格だった。同じように優れたサービスや信頼性も手軽に伝えられるようにするのがGoogle Trusted Storesプログラムの狙いの1つだ。マーチャントは同プログラムに無料で参加できるが、Googleは将来的にバッジの表示をGoogle.comの広告やGoogle Shoppingの結果にも広げるという。